近年、人気の高い「イカメタル」の中でも爆発的に人気上昇中なのが「オモリグ」。
数年前までは、オモリグの専用ロッドは数えるほどしかなかったですが、近年は各社からさまざまなロッドが出ています。
オモリグロッドの特徴としては、穂先は柔軟だが、バットはしっかりとしているということ。
これは、通常のイカメタルよりも、重いオモリを使用することが多く、しっかりとシャクれるようにするため。
今回は、オモリグ初心者にも扱いやすい入門モデルの専用ロッド1本と、高感度で小さなアタリも掛けやすい中、上級者向けのロッド1本の計2本を、メジャークラフトの「ヒロセマン」こと広瀬達樹氏に伺ったポイントも交えて、紹介します。
広瀬達樹(ひろせたつき) プロフィール
初心者には「ソルパラ」のオモリグモデルがgood
初心者にオススメの1本が、メジャークラフトの「ソルパラ」のオモリグモデルのSPXJ-S702XH/OMORIG。
コストパフォーマンスに優れたソルパラシリーズから、満を持して大人気のオモリグ対応のロッドが発売になりました。
それでは早速、スペックをチェックしてみましょう。
・最大の特徴は柔軟なグラスティップ
最大の特徴はティップ。素材がグラスなので、かなり柔軟。
そのため、イカに違和感を与えず、オートマチックにイカを掛けることができます。
また、掛けてからもその柔軟性でバラシを軽減してくれますよ。
・穂先は柔軟ながらバットパワーがあり、快適にしっかりとシャクれる
ブランクスはパワーを持たせたXHタイプなので、快適かつ、しっかりとシャクることができます。
シャクった後は、柔軟な穂先が揺れなどを吸収して、仕かけをしっかり安定させてくれるので、非常に初心者にも使いやすいロッドに仕上がっているんです。
また、オモリグは仕かけが長いため、キャストする際はロッドの長さが7ft以上のものがオススメです。
「ソルパラ」はレングスが7ftと、キャストしやすい長さになっているので、初心者の人にもバッチリですね!
対応ウェイトは12~40号。20~40号のオモリを使うことが多いオモリグにおいて、幅広いシチュエーションで活躍できそうです。
メーカー希望価格は9,800円(税抜)と、かなりお求めやすい価格の専用ロッドなので、初心者に激オシのアイテムですよ~。
中、上級者には「トリプルクロス」のオモリグモデルがオススメ
「オモリグに慣れてきたし、もっと釣りたい!」という人には、より感度に特化した「トリプルクロス」のオモリグモデルTCX-S732XH/OMORIGがオススメ!
手元にビンビン伝わる感度が特徴です。
「トリプルクロス」の特徴は感度のよさ。
ティップの素材はカーボンチューブラー。チューブラー構造はティップが中空のため、穂先に出るアタリの感度を増幅してくれるので、小さなアタリが手元に伝わりやすくなります。
そのため、小さなイカパンチや、もぞもぞと穂先に触っているアタリも取りやすくなっています。
反面、グラス素材に比べると硬さがあるので、アタリを弾いてしまう可能性があるので、「ソルパラ」のようなオートマチックな乗せる釣りよりも、マニュアルでイカをバシッと掛けるような釣りに向いていますよ。
また、ソルパラに比べるとベンドカーブが非常に滑らかなのも特徴のひとつですね。
ティップのカラーは、ソルパラと同じく、視認性に優れた蛍光イエローのペイントが施されています。
バットパワーを高める4軸カーボンクロス構造「クロスフォース」を採用しているので、バットパワーがしっかりしており、トルクフルなロッドに仕上がっています。
そのため、ダイケンと呼ばれるような大型のイカも、楽にリフトアップすることができますね。
レングスは7.3ftで、長すぎず、短すぎずキャストしやすいモデルになっています。
オモリは12~40号までに対応しているので、オモリ20~40号がメインのオモリグでオールラウンドに使うことができますね。
メーカー希望価格は17,500円(税別)と、「ソルパラ」と比べるとワンランク上ですが、かなりお求めやすい価格です。
こだわり満載の専用ロッドが、この価格というのは非常にオススメです。
トリプルクロスは現在好評発売中。ソルパラはもう間もなく発売との事です。
初心者にも扱いやすい乗せの「ソルパラ」か、掛ける釣りの醍醐味を味わえる掛けの「トリプルクロス」か、あなたはどちらでオモリグを楽しんでみたいですか?